VOICE.88 サンケン食品株式会社様

葬儀用品卸売会社としてマナーをわきまえたユニフォームを|お客様事例

お客様へのインタビュー、導入成功事例のご紹介。

葬儀社に香典返しを年間約10万点卸しているサンケン食品株式会社様。量販店での購入から、ユニフォーム専門店に制服を依頼した経緯をお伺いしました。

サンケン食品株式会社様について

Q.御社について教えてください。

仕事風景①

村上専務:当社は1980年(昭和55年)に私の父である現社長が創業した、葬儀の際に配る香典返しを葬儀社様に卸している会社です。
香典返しは、喪主となる当家の方が葬儀社様に出入りしている数社の用意した商品カタログやパンフレットの中から選び、葬儀社様経由で購入する流れになっています。
当社の営業エリアは、葬儀中に香典返しが足りなくなった時すぐに再配達できる半径40㎞(1時間)の範囲内で、現在約10か所の葬儀社様とお取引をしながら、年間で約600件の葬儀に対して、約10万個の香典返しを納品しています。

Q.御社の強みについて教えてください。

カタログ

村上専務:私は大学卒業後、当社とお付き合いがあった郡山市の食品卸会社に就職し、大手量販店の加工食品部門の担当をしていました。
そこでは、寝る間もなく毎日忙しい日々を送り、さまざまな経験をさせてもらいましたが、心身ともに限界がきていた27歳の時に父親から戻ってきたらどうだと言われ、当社に入社しました。
入社してまず取り組んだのが香典返しのカタログの見直しです。それまで、各葬儀社様に大量に配布するという他社と同様の手法で販売をしていた為、差別化する事ができていませんでした。
そこで、セット内容が分かりやすいように配置し、背景に花などのディスプレイをする事で高級感を出した写真を撮ったり、フィルム加工を施した紙を使用したりと、カタログにしっかり予算と時間をかけて準備し、工夫を凝らしたものを作りました。そうする事で当家の方から選ばれやすくなり、葬儀社様から信頼を得る事ができるようになりました。
最近では、商品の仕様変更や容量変更などが頻繁にあるので、変更されたページだけを差し替えられるようにバインダー形式のカタログにし、各葬儀社様で10冊程度を使い回してもらう事でコストを削減しています。また、掲載する順番も主力となる2,500円の価格帯のものを先頭に、2,000円、3,000円、5,000円と並べる事で平均単価のUPにもつながっています。

Q.商品の特徴について教えてください。

紙袋に直接入れたタイプの香典返し

村上専務:あまり知られていない事ですが、複数のメーカーの商品がセットになった香典返しは、当社で商品を個別で仕入れ在庫し、葬儀社様からの注文に合わせて随時スタッフが箱詰めしています。商品の内容も時代と共に変わってきており、昔は砂糖やさらしなどの白いものを返すのが一般的でしたが、持ち運びのしやすさや、より実用的な面から海苔とお茶のセットが広まり、現在は真空パックの醤油やシーチキンなどの缶詰が人気商品となっています。
さらに、包装方法も最近は箱詰めの形ではなく、紙袋の中に商品をそのまま入れ、上から厚紙で蓋をしたタイプも増えています。これは、捨ててしまう箱にお金をかけるよりも、商品を充実させた方が貰う方もうれしいのではという考えから生まれました。
また、香典返しはメーカーにとって自社の商品を使ってもらう絶好のチャンスの場なのです。
例えば、醤油はそれぞれの家庭で決まった銘柄を買う傾向があり、他の物を手に取る事は少ないのですが、半ば強制的に貰う香典返しの場合、その商品を試しに使ってもらえ、良ければ次の購買につながる可能があるので商品の販売促進やPRにもなっています。

ユニフォームについて

Q.ユニフォームネットとの取引経緯を教えてください。

村上専務:ユニフォームネット社長の荒川さんと勉強会で知り合いお願いする事になりました。
以前は量販店で購入していた事もありましたが、基本的には各自の判断に任せており、だからといって葬儀社様に入る時に明るすぎる服を着るわけにもいかず、何を着ていいか従業員に迷わせてしまっていました。

Q.ユニフォームを採用するに当たり、こだわった点はありますか?

村上専務:葬儀社様に出入りする仕事ですので、みすぼらしく見えないよう小綺麗で行儀のいいユニフォームでなければなりませんが、私たちが主役ではないので、良過ぎるユニフォームでもいけません。そこを踏まえた「ちょうどいい」ラインのもので、作業のしやすいものを選びました。

Q.新しいユニフォームの反応はいかがですか?

村上専務:葬儀社様に入る時だけ着用するユニフォームを揃えている会社は他にもあるのですが、当社のように社内での仕事の時でも着ているところはないようで、それも会社の信用につながっているようです。

Q.今後の展望についてお聞かせください。

村上専務:高齢化社会が進む中で、この業界は安泰だと思われる事が多いのですが、葬儀の件数は増えても会葬者は減っており、他業界と同様、いつまでも現状のままではいられません。
その為、今はまだ全体の売上げの数%ですが、お中元やお歳暮など贈答品関係の事業を始めたり、会社とは別ですが福島の生産品の販売促進活動を応援したりなど、さまざまな事を試している最中です。葬儀だけでなく、何かあったらとりあえず村上に電話してみようと思ってもらえるよう、何事にも積極的に関わっていきたいと思います。

Q.最後にユニフォームに求めるものを円グラフにしてください。

取材にご協力頂き、誠にありがとうございました。

お客様情報

会社名 サンケン食品株式会社
所在地 福島県郡山市
設立 1980年(昭和55年)
資本金 -
従業員数 10名
事業所 -
事業内容 贈答品店
ホームページ -

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