VOICE.137 株式会社友伸エンジニアリング

50周年にあわせて新たなユニフォームへ|お客様事例

お客様へのインタビュー、導入成功事例のご紹介。

友伸エンジニアリング様集合写真

東京都府中市に本社をおき、福島・岩手・青森の三県に工場を持つ株式会社友伸エンジニアリング様。1971年に創業し、施設や建物、機械などの電気を制御する配電盤や制御盤の設計・開発を行うプロフェッショナルとして事業を展開する同社は、創業50周年にあわせてユニフォームを一新しました。 前回2016年にもインタビューを行い、2度目となる今回、ユニフォーム委員会を編成して進めたというプロジェクトの取り組みを伺いました。


前回のインタビューはこちらから⇒「現場」に基づいたユニフォームへモデルチェンジ|お客様事例

株式会社友伸エンジニアリング様について

Q.今回二回目のインタビューになりますが、改めて御社のことを教えてください。

総務部 塩谷課長:当社は様々な施設や建物に電気を配り制御するための配電盤、制御盤などを設計・開発する会社です。
お客様からのご依頼に合わせて受注生産で設計図を作り、製作を行うので、量産はしていません。
設立当初から共同開発の依頼も様々いただいてきたので、チャレンジングな仕事が多いのも当社の特徴です。
海外製品に関する相談が来ても対応は可能ですし、実際に海外導入実績もあります。

総務部 栗須部長:設計、製作、設置後のメンテナンスなど、設置以外の工程をワンストップで行えるので、その分人材も確保しており、安価なサービスは提供できませんが、どんなご依頼にも対応できる力を持っています。大手企業から大きなプロジェクトのご依頼を頂く機会も少なくありません。

Q. 御社の歴史を教えてください。

塩谷課長:現在当社では約130名の従業員が勤務していますが、元は7名で設立した会社でした。
高度経済成長期の1971年に大手電気設備メーカーに勤めていた同僚7名で脱サラして起業。創業メンバーの1人の実家が石川県にある配電盤を作る会社だった……というところから、配電盤・制御盤製作の会社としてスタートしました。当時は交代で石川県の実家に通って技術を学んだそうです。
社是である「空は青い 明日に向かって チャレンジ」の言葉を指針に50年の歩みの中で挑戦を続け事業範囲を広げつつ、制御盤の製作がメイン的な立ち位置になっていきました。


▲仕事中の様子

塩谷課長:火力発電、原子力発電、水力発電といったエネルギーに関わる施設は世の中に様々ありますが、最終的な動力として電気を使う設備がほとんどで、制御盤・配電盤とインフラは切っても切れない関係です。
50年経っても会社が継続できているのは、世の中から需要が無くなっていないということでもあるのです。

Q.安定的なサービスを提供するには人材も重要になりますが、採用活動も積極的に行っているんでしょうか?

栗須部長:当社ではベテラン社員も現役として活躍していますが、次の世代の育成を目指し、採用にも力を入れています。
入社後の勉強も多くハードルは低くはないですが、普段の生活では見られない設計・製造のコアな部分の写真を説明会資料に入れておくと意外と皆さん食いついてくれて。「もの作りをしたい」という思いをもって来てくれる方は多いです。

50周年について

Q.2021年に創業50周年を迎えられましたが、周年記念も行ったのでしょうか?

塩谷課長:当初、お客様や地域の商工会の方を招いて大々的に式典をやろうという計画も進んでいたのですが、新型コロナウィルスの影響もあり、やむなく見送ることになりました。
それでも、これまでの感謝を形にしてお渡しできるようにと記念品を製作。160ページ超の社史も発行し、お世話になった皆様にお配りしました。


▲社史、記念品の数々。写真右のミニチュア制服は、展示用として作成された手作り

塩谷課長:また、国内の感染状況等にも注意しつつ、社内向けに社員とそのご家族を招待して東京ディズニーリゾートで記念旅行・式典を実施しました。
日頃頑張っている社員とそれを支えるご家族のために、福利厚生のひとつとして計画したもので、参加者は社員100人以上、ご家族含めると200名弱。情勢も考慮し最近は社内行事の機会も減っていたので、久々に社員同士が顔を合わせられる催しになりました。

Q. 50年の中で変化や進化を遂げ今があると思いますが、逆に変わらないものもあるのでしょうか?

塩谷課長:当社の社名に込められた「友とともに伸びる」という意味に則した考え方や行動指針は50年経っても変わっていません。
「友」とは、創業メンバーの7名ではなく、お客様やお取引のある企業様、地域の方々、社員のご家族など、関わる多くの方々を指し、皆さんと伸びていける会社でありたいという創業からの強い志しが社名になっているのです。
創業社長の北山が健在の頃も、地域に貢献や還元をするようにと常々言われてきました。
創業メンバーは既に現役から退き、家族経営でもない私たちがブレずに50年進み続けることができたのは、大切なことを大切にし続ける社風が早くから育まれたからこそだと感じます。

ユニフォームについて

Q.ユニフォームを変更することになったのはやはり50周年がきっかけでしょうか?

塩谷課長:そうですね。50周年に向けてということで、委員会を立ち上げてリニューアルを進めました。
前回と同じくユニフォームネットさんに担当してもらいましたが、一応のところ相見積もりをとるために他社にも相談はしていました。


▲新ユニフォームを着用した集合写真

Q.委員会を立ち上げてのプロジェクトとなると、進めるにあたって大事にしたポイントもあったのでしょうか?

塩谷課長:現場の声に寄り添ったユニフォームにするために各部から立候補で若い社員を募り、プロジェクトに意欲的なメンバーで顔ぶれをかためました。
それぞれからの意見を大切にするために、発言力のある幹部社員をプロジェクトメンバーに入れなかった…というのは一つのポイントかもしれません。
そうした流れもあったので、委員会内での議論は前向きに進みました。

栗須部長:「若い人や学生さんが実際に着て働きたくなる制服にする」というミッションもありましたので、その感覚が汲み取れる社員が委員会に揃ってくれました。

Q.ユニフォームネットを選んでくださった理由はなんだったのでしょうか?

塩谷課長:「人」が決め手でしたね。
前回他の会社さんからユニフォームネットさんに切り替えた際、現場を見て当社にあったユニフォームを提案してくれた経緯がありました。
「熱心に取り組んでくれる」と一言で表現するにしても、その熱心さの度合いが他とは違くて。
連絡窓口を担当していた大平(総務部主任)からも「ユニフォームネットさんにお願いしたいです」という声があり、満場一致で決まりました。

委員会推進のもと、導入に至った新ユニフォーム

当社担当:今回は期間やご予算、頂いたご希望等を考慮し、ユニフォームメーカーのカタログに掲載されている定番品から新ユニフォームを導入していただきました。

▼ブルゾン、シャツ
いくつかの商品をご覧頂き、デザイン面や汚れが目立ちにくい点から以下の商品に絞り込まれ、色の選定段階では社是「空は青い 明日に向かって チャレンジ」にちなんだ『青色』が採用に。

▼パンツ
ご要望の声として、「女性用作業ズボンが欲しい」「スラックスとカーゴパンツを選べるようにしたい」といったパンツ周りのご希望も。
これを叶えるために商品を選定し、二種のパンツが採用されました。

▼その他
社員の皆様が着用するユニフォームとは別に、友伸エンジニアリング様に訪問・見学される方用の色違いのブルゾンもあわせて導入となりました。

Q.2021年4月から着用開始となりましたが、その後いかがでしょう?

総務部 大平主任:ズボンは2パターンから選べてカーゴパンツもあるので女性社員から好評です。ポケットも多くて機能面も良いですね。

塩谷課長:好みはそれぞれなので様々な感想を聞きましたが、不満の声は出てきていないです。
前回のユニフォームはデザインを重視したために結構生地がデリケートで…そうした反省点を新しいユニフォームで改善できたのは良かったと思います。

今後の展望

Q.50年を振り返って、御社にとってターニングポイントはあったのでしょうか?

塩谷課長:今まさに、次のステージに上がるためのターニングポイント前の踊り場にいるのだと思います。
当社の土台を築いてきた世代は習うより慣れろで自ら学び、吸収してきました。つまりは教わらずに技術力を上げてきたので、教える側としての経験がまだまだ浅い。
教える側を育てるために、まずは技術の向上を目指して10年前から設計強化の目標を掲げ、少しずつ教育体制にも手を入れています。
人事評価制度の強化も目下の課題です。能力を磨いた人にその能力に見合った給与を払えるように、今以上に仕組みを練らないといけません。

Q.では、新たに取り組んでいる事もあるのでしょうか?

栗須部長:今力を入れて取り組んでいるのは、メンタルヘルスケアですね。
各部門での状況管理や新入社員との面談など、ここ数年で舵を切って様々進めてきました。やればやるほど一歩先の対応が求められるので、終わることはありません。
今だけでなく、ずっとやり続けないといけない部分ですし、そうしたことが必要な時代になってきているのでしょうね。
これまで見過ごしてきた部分が目で見えるようになったのは間違いなく前進ですし、社員の声を聞き、フォローに努めたいです。

塩谷課長:50年という節目に社史を作成したタイミングで、創業社長の北山が『どういう会社にしたかったのか』を自分なりに読み解いてみたのですが、社員が満足できる安定した会社にしたかったという思いを感じました。
会社を大きくしよう、業界トップを取ろうというような野望的な部分はあまりなく、今働いている社員の方に目を向けていました。
そこはすごく、社史編集時に腑に落ちた部分でもあり、同時にこれからに向けて最も重要になってくる一番の課題でもあると考えています。
新たなステージに向かう今、新しいことに挑戦する気持ちを失わず、けれどこれまで通りに今いる社員一人一人と向き合っていきたいです。

お客様情報

会社名 株式会社友伸エンジニアリング
所在地 東京都府中市是政
設立 1971年(昭和46年)4月
資本金 1億円
従業員数 134名
事業所 ●鹿島工場
●一関工場 ※板金工場
●八戸分室
事業内容 ・ハイテクシステムの開発
・産業用コンピュータのソフトウェア開発
・電気・計装エンジニアリング
・電気・計装盤類の設計、製作
ホームページ http://www.yushin.co.jp/index.html

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