VOICE.93 学校法人東洋育英会 さくら総合専門学校様
実物に近い救急救命服を実習向けにオリジナル製作|お客様事例
お客様へのインタビュー、導入成功事例のご紹介。
医療分野の人材育成に特化したさくら総合専門学校様。救急救命士を目指す生徒さんにとってのユニフォームの意義についてお話頂きました。
学校法人東洋育英会 さくら総合専門学校様について
Q.貴校についてお聞かせください。

外観
岩城さん:当校は1997年(平成9年)に開校した医療分野に特化した専門学校です。
昨年(2017年)4月に「学校法人 東洋育英会 東洋パラメディカル学院」という校名から、現在の「さくら総合専門学校」に変えると共に、公務員学科を新設し、それまでの臨床工学科、救急救命科と併せて3学科体制で地域に貢献する人材を育成しています。
Q.救急救命科について教えてください。
青木学科長:救急救命科では、国家資格である救急救命士の受験資格を得る為の勉強を行います。救急救命士とはケガや病気で苦しむ人の元に駆けつけ、救急救命措置を行い病院へ搬送する任務を担う人材で、主に消防署や自衛隊などに就職します。
現在は一学年20名前後の学生が在籍しており、女性の入学者も増えています。
Q.貴校の救急救命科の特徴は何でしょうか?

実習の様子
青木学科長:救急救命士の受験資格を得る為の勉強は、4年制の大学や3年制の専門学校などでも同様に学ぶ事はできるのですが、当校はそれが最短の2年で行える事が特徴になります。
その為、3年制や4年制に比べハードなスケジュールで課題をこなしていかなければなりませんが、生徒一人一人の習熟度に合わせレベル別に分けて授業を行ったり、放課後も遅くまで教室を解放し自習環境を作るなど、資格取得の為に万全のサポート体制を整えています。
岩城さん:学費の面でも2年制の方が負担が少なくて済みますから、家庭の事情を考慮して当校を選ばれる生徒さんもいます。その分、みんなとても熱心で、2017年の救急救命士の合格率は96.8%を誇っています(全国平均合格率85%)。
Q.授業はどのように進むのですか?
青木学科長:高校を卒業してすぐに入学する学生が大半ですから、まずは医療用語から教えなければいけません。1年次は基礎的な座学が多いですが、課程が進むにつれ、採血や点滴の為の針を刺す医療行為や、事故車両からの人の助け出し方までさまざまな事を学びます。
私は2年前まで消防署で働いており、定年退職後に本校で指導を始めたのですが、救急救命士ができる医療行為の範囲は年々広がっていますので、私が勤務していた当時より今の学生は学ぶ事が多いのです。ですので私も日々、学生と一緒に学びながら教えています。
ユニフォームについて
Q.ユニフォーム(救急救命服)の特徴を教えてください。

救急救命服
青木学科長:実習で着用する救急救命服は、実際に救急救命士の方が着用しているものとほぼ同じものをオリジナルで作ってもらっています。
やはり、同じものを着る事で、救急救命士になるという自覚が生まれますし、これを着ている時と着ていない時では学生たちの顔つきも変わります。
また実習前には、体力をつける為に必ず腕立てや腹筋などの準備運動をし、実習内容もしゃがんだり、ひざをついたりといった動作が多いので、丈夫なものを選んでいます。
青木学科長:校名が変わったので、袖に付けるワッペンやジャンパーのプリントなどを新しくしました。
ワッペンは学生がシルバーで教師がゴールドです。
Q.これからの展望についてお聞かせください。

ジャンパー
青木学科長:救急救命士という仕事について、私は「ゆりかごから墓場まで」と学生には言っています。出産や老衰による看取りを含め、内科、外科など問わずオールマイティにこなさなくていけませんし、組織という面では消防署は規律社会です。
そこに入っていく事のできる救急救命士になってもらう為、指導していきたいと思います。
岩城さん:新しく”総合専門学校”としてスタートした当校ですので、さまざまな分野で必要とされる人材の育成に挑戦していきたいと思います。
Q.最後にユニフォームに求めるものを円グラフにしてください。
取材にご協力頂き、誠にありがとうございました。
お客様情報
会社名 | 学校法人東洋育英会 さくら総合専門学校 |
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所在地 | 栃木県さくら市 |
設立 | 1997年(平成9年) |
資本金 | - |
従業員数 | - |
事業所 | - |
事業内容 | ・臨床工学科(3年制) ・救急救命科(2年制) ・公務員学科(1年制) |
ホームページ | http://www.skr.ac.jp/ |