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秋から冬にかけて寒さが厳しくなると、身体の不調を起こしたり、集中力が切れて事故を起こしてしまったりと、様々なリスクが生じます。

特に屋外現場で作業をされる方は、寒さの影響をもろに受けてしまうため、しっかりと防寒対策をしておきたいところです。

そこでおすすめなのが、手軽に寒さを防ぐことができるヒーターベストの着用です。

本記事では、ヒーターベストの仕組みや種類、最新のおすすめヒーターベストをご紹介していきます。

ヒーターベストとは

ヒーターベストは、その名のとおりヒーター機能が付いたベストのことを言います。別名「電熱ベスト」や「ヒーターウェア」とも呼ばれています。

ヒーターベストの1番の特徴は、すぐに身体を温められる点です。

一般的なジャケットやベストは、自らの体温を逃がさないようにする防寒対策であるため、温まるまで時間がかかります。しかしヒーターベストであればベスト自体が発熱するため、すぐに身体を温めることができます。

また、基本的にスイッチを入れて1分〜数分程度で身体を温められるため、立ち仕事を中心にお仕事をされる方にもおすすめです。

最近はデザイン性が優れている商品も多く登場してきており、バイクに乗る方や、釣りやスキーなどのアウトドアを楽しむ方にも着用が広がっています。

3214　ヒーターベスト

バートルから販売されているヒーターベストです。バートルはお洒落な空調服「エアークラフト」が定評の人気メーカーで、ヒーターベストもスタイリッシュなデザインをしている特徴があります。

本製品はバートルが独自に開発した電熱パッド「サーモクラフト」を背中部分に装着するだけで、防寒着をあっという間にヒーターベストに仕上げることができます。

最大で約15時間の使用が可能な為、長時間使用したい方におすすめです。※6V(約35℃)

また、本製品は「エアークラフト」と同じバッテリーで作動するため、既に「エアークラフト」を使用されている方は、バッテリーを新たに購入する必要がありません。

カラーバリエーションは全部で4色。伸縮自在なストレッチ素材の生地が使用されているため、作業に集中できるのもポイントです。

▼ 一体型タイプ

EBA9009　ヒーターベスト

安全性に優れた内蔵タイプのヒーターベストです。シンプルな設計で着こなしやすく、ジャケットの中に着用することも可能です。

ビックボーン社が独自に開発した電熱シートには「温度制御スイッチ」や「自動OFF機能」が付けられており安心の設計。作業中の発火や低温火傷の心配もありません。

バッテリーは専用品が販売されていますが、規定内の電流・電圧内であれば汎用のモバイルバッテリーでもお使いいただけます。

専用バッテリーで最大約11時間の使用が可能です。※弱(約45℃)

さらに本製品は、内蔵ケーブルを付けたまま手洗いもできます。カラーバリエーションは、ブラックとネイビーの2色を設定。シンプルなヒーターベストをお求めの方に最適な製品だと言えるでしょう。

G-8089　ボルトヒートベスト

背中だけでなく、表面ポケットにも電熱シートが内蔵されているヒーターベストです。

表面ポケットのヒーターは手先を温めることができるのはもちろん、”腹巻き効果”でお腹周りも温めることができます。

また、背中部分はアルミプリントで保温性も優れているため、寒さが厳しい現場でもしっかりと身体を温めてくれます。

専用バッテリーで最大約8時間の使用が可能です。※弱(約40℃)

カラーバリエーションは全部で4色。胸ポケットにはファスナーも付けられているため、鍵やスマホなどの貴重品を収納しながらの作業も安心です。

40000　Ｗスイッチヒートベスト バッテリーセット

背中や表面ポケットだけでなく、首後部にもヒーターが設置されているヒーターベストです。

専用のヒーターはスイッチを入れて約20秒で温まるため、必要な時に着用してすぐ身体を暖めることができます。

また、ヒーターはボタン1つで前後を切り替えることができ、調整温度も3段階に設定可能。部分的に温めたり、バッテリーを節約したりと、思うままにコントロールできます。

専用バッテリーで最大前面/背面のみで約12時間・両面でも約7時間の使用が可能です。　※低温(約40℃)

カラーバリエーションは、ブラックと迷彩ブラックの2色が設定されています。身体全体を満遍なく温めることができるため、とにかく防寒対策をしっかり行いたい方に最適な製品だと言えるでしょう。

ヒーターベストのメンテナンス

ヒーターベストを着用しながら現場作業を続けていると、どうしても汚れてしまったり、バッテリーが劣化したりしてしまいます。

そのため、少しでも長くヒーターベストを利用するには、こまめなメンテナンスが必要不可欠です。

ここでは、ヒーターベストのメンテナンスについてご紹介していきます。

洗濯方法

最近のヒーターベストは、基本的に洗濯可能な製品が増えてきています。

「セパレートタイプ」であればヒーター自体を取り外せば一般的なベストと変わらず洗濯できますし、「一体型タイプ」でもバッテリーを外してしまえば、そのまま洗うことも可能です。ただし、洗濯方法は商品によって異なるため、必ず洗濯表示をご確認下さい。

また、現場作業をされる方のヒーターベストは、空気中の誇りや砂、自動車の排気ガスなどの頑固な汚れが付着しています。そのため、ヒーターベストを洗濯する時は、先に手洗いをすることをおすすめします。

ただし「一体型タイプ」のベストは内部にヒーターや配線があり、洗濯機やもみ洗いをすると配線を断線してしまう可能性があります。手洗いで軽く押し洗いをする程度に留めておきましょう。

バッテリーの管理

ヒーターベストに採用されているリチウムイオンバッテリーは、ヒーターに繋いでいなくても自然に放電が行われます。

リチウムイオンバッテリーは30〜50％の状態での保管が最も劣化が起きにくく、年に10％程自然放電されると言われています。もし残量が無い状態で長期間放置すると「過放電」となり、電池の劣化を早めてしまいます。

そのため、シーズンが終わって長期間保管する際は前もって充電し、ある程度充電残量が残っている状態で保管するようにしましょう。

また、使用中のリチウムイオンバッテリーは100％の状態でも劣化が早まるため、普段の利用時も、できるだけ過度な充電を控えることをおすすめします。