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会津鉄道株式会社について

Q.御社の事業について教えてください。

佐藤部長：弊社は、旧国鉄から引き継ぎ、福島県と全会津17市町村ならびに団体、企業、個人の出資により設立された第3セクターの鉄道として開業しました。西若松から会津高原尾瀬口間57.4kmの運営を行っています。
また、会津田島からは野岩鉄道・東武鉄道との相互乗り入れで東武浅草駅まで直通運転をしており、短時間での乗り継ぎで首都圏と結ばれています。

Q.御社の特徴はどんなところですか？

佐藤部長：お客様は地元の方(学生やお年寄り)と観光客が半々で、年間のべ52万人の方に利用頂いています。弊社は首都圏とつながる鉄道なので、首都圏へ行かれるお客様の為の往復割引きっぷの発売や沿線にある名所の大内宿を活かした企画乗車券も発売しています。また、65歳以上の方が2割引きになるシルバーパスポート、免許返納割引きっぷ(3割引)、毎月1月がつく日(1日、11日、21日)の片道フリー乗車券「111スリーワンきっぷ」を1,110円で発売するなど、地域住民にやさしいきっぷも設定しています。

ユニフォームについて

Q.モデルチェンジを検討したきっかけを教えてください。

仕事風景

小林課長：今年(2017年)4月21日に東武鉄道・野岩鉄道と合わせてダイヤ改正を行い、東武鉄道が26年ぶりに導入した新型特急車「リバティ会津」が会津田島駅まで乗り入れるようになった事と、弊社が今年で開業30周年の節目の年である事が重なり、これに合わせて制服を新調する事になりました。

Q.以前のユニフォームに何か不満はありましたか？

小林課長：以前のユニフォーム(制服)は旧国鉄の制服をモチーフとしたもので、開業から30年間同じデザインの物を着用をしていた為、デザインが古く、また、ジャケットがサイドベンツであったため、車両に引っかけてしまう事があり、今の時代に合わず不評でした。

Q.モデルチェンジするに当たり、どのような点にこだわりましたか？

小林課長：会津鉄道社員としての自覚を失わず、お客様から親しみやすいカラー(ネイビー)をベースとし、さらに企業カラーのライン
やロゴマークをあしらった制帽など、スタイリッシュなイメージを表現しました。また、運転手、車掌、駅係員など、さまざまな職種があるので、動きやすさなどの機能性も重要視しました。

Q.商品はどのように選びましたか？

制服デザイン

佐藤係長：乗務員が中心となって若手社員など6名でプロジェクトを立ち上げ、約3か月程検討し決めました。ただ、仕事柄365日交替で働いている為、全員が一堂に揃う事が難しく、月に1、2回しか集まれませんでしたが、期限が決まっていたので短期間で決定する事ができました。

Q.ユニフォームネットとの取引経緯は？

佐藤係長：開業時、地元にあった百貨店から制服を購入していましたが、その百貨店の撤退により追加フォローをユニフォームネットさんに頼んだのがきっかけです。

Q.モデルチェンジをして、良かった点はどこですか？

アテンダント制服

小林課長：軽くて着やすく動きやすいと社員からの声が上がっていて、制服が変わった事により、意欲の向上が見られます。また、お客様からはスタイルが良く見えて爽やかになったと評判です。

Q.弊社の営業担当者の対応はいかがでしたか?

佐藤係長：提案やサンプルの手配など親切な対応で、無理な要求にも応えて頂き、大変感謝しています。

Q.これからの御社の展望をお聞かせください。

アテンダントをモチーフにした「大川まあや」

佐藤部長：地方の鉄道は少子高齢化、人口減少で廃線の危機に陥っています。しかし鉄道だけでは収益改善が難しく、存続させるためにさまざまな工夫や話題づくりをしなければなりません。
例えば弊社では、芦ノ牧温泉駅に2代目猫駅長”らぶ”がおり、全国から多くのお客様が会いにいらっしゃいます。また、自社の中にミニカンパニーを持ち、きっぷやお菓子などの商品開発をしています。今年(2017年)4月にはアテンダントをモチーフにしたキャラクター”大川まあや”が登場し、鉄道むすめ(R)の一員になりました。それに関連して、ストラップやクリアファイルなどのグッズを販売しており、これからもアイテムが増えていく予定です。
このような新たな取組みの一方、地方自治体との密接な関係に変わりはありません。安全・安心・安定輸送はもちろんのこと、地域に貢献できる会社、地域住民の方から必要とされる鉄道会社を目指していきます。

Q.最後にユニフォームに求めるものを円グラフにしてください。

取材にご協力いただき、誠にありがとうございました。

お客様情報