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有限会社ミツワ精機 様について

Q.御社について教えてください。

原料の銅

鈴木社長：当社は銅を主原料とした金属製品をつくる会社で、現在は主に新幹線の下に設置され、ブレーキ操作や電気系統を制御する部品などを製造しています。
先代の社長が33 年前に専務として勤めていた同様の会社から独立し創業した会社で、当時、その会社で経理をしていた私と設計を担当していた者が一緒に手伝ってくれないかと誘われ、三人でスタートした事から「三つの和」という意味でミツワ精機となりました。

Q.鈴木社長が社長職に就かれた経緯を教えてください。

鈴木社長：今年(2018 年) の4 月に創業社長が亡くなり、その数か月前に「長年良い時も悪い時も経理として会社を支えてくれた部分を社長という立場で発揮してくれないか」と打診されました。
正直、こんな私がやってもいいものかと思いましたが、社長のご子息が技術者として一人前になるまでのつなぎ役として、受ける事を決めたのです。

Q.新幹線の部品をつくる事になった経緯を教えてください。

鈴木社長：創業時は、自動車の電子部品をプレス加工でつくっていました。しかし自動車はモデルチェンジのサイクルが早く、2 か月近くかかって制作した金型の使用期間の短さや、高速プレスによる機械化などが普及してきた事でこのまま続けていても利益にならないと考え、当社の強みである職人の技術力の高さを武器に、より技術力の求められる半導体をつくる機械で使用する部品づくりを始めました。
その中で精密な部品をつくる技術を買われ、25 年程前から新幹線の部品を手掛け始める事になり、現在は当社のメイン事業となっています。
新幹線の部品は大量生産するものではありませんが、多品種であったり、原料である銅は仕入れ値の乱高下が激しい時もありましたが、ここ3、4 年でようやく会社として安定させる事ができたと思います。
また最近では日本の新幹線を海外に売り込むケースも多く、当社の部品も海外で活躍しています。

Q.職人の育成で心がけている事はありますか？

鈴木社長：当社は社員の出入りが少なく、学校を卒業してすぐに入社した若い子たちが現在40 代、50 代のベテランの職人として働いてくれています。創業社長の意向として、超越した技術を持つのではなく、一人一人がオールマイティに何でもこなせる事を大切にしており、誰かが休んだり辞めてしまっても仕事が止まらないようにしてきました。そのような社長でしたから、少ない人数でもここまでやってこれたのだと思います。

ユニフォームについて

Q.ユニフォームネットとの取引経緯を教えてください。

鈴木社長：ユニフォームネットさんが飛び込みで来てくれ、ちょうど女性スタッフの事務服を揃えたいと思っていたのでお願いしました。ワークショップなどでも見ていたのですがそこでは良いものがなかったので、たくさんのカタログからおしゃれで垢抜けた感じのものが選べてよかったです。

Q.作業服もリニューアルしたとお聞きしましたが。

鈴木社長：作業服は盆暮れに支給しているのですが、ワークショップで買っていた事からサイズを揃えるのが大変だったのでこちらもユニフォームネットさんにお願いする事にしました。
主に工作や溶接作業の現場で着るので、見た目よりも機能性や着心地を重視しています。加工する際に切子が飛んで穴が開いてしまう事もあるのですが、提案して頂いたものは生地も丈
夫で問題なさそうです。ただちょっと重いかなという気もするので、これからも引き続き新しい良い商品を提案してもらいたいです。

Q.弊社の営業担当者の対応はいかがでしたか？

鈴木社長：とにかく対応が早いのがいいですね。作業服だけではなく防寒着や雨具の情報も教えてもらえて助かりました。

Q.今後の展望について教えてください。

鈴木社長：今までは創業社長が対外的な事はすべてやっていたので、職人はものづくりだけをしていればよかったのですが、今はお客様との交渉も職人がしなくてはいけません。その中でさまざまな事を学ぶ事ができ、駆け引きや交渉も習得できとても勉強になっているので、社員のみんなにはますます成長してもらいたいです。
また、多くの中小企業は我が子に社長を継いでもらいたいと思うものですが、当社の創業社長は私たち従業員に会社を託しました。それは会社を守ってほしい、ものづくりを続けていってほしいという熱い想いだと思いますので、従業員が一丸となって新たなミツワ精機をつくりあげていきたいと思います。

Q.最後にユニフォームに求めるものを円グラフにしてください。

取材にご協力頂きまして、誠にありがとうございました。

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