ゼネコンに求められる作業着とブランディング
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大規模な建築物の建設に携わるゼネコン業界は、病院や学校、鉄道などの建設にも関与し、社会貢献度が非常に高い業界です。しかし、業界全体が高齢化し、深刻な人手不足に陥っているのが現状です。
現代はIT業界の成長が著しく、建設現場に興味を持つ若者が減少しています。加えて、建設業界は「3K職場(きつい・汚い・危険)」というイメージが払拭されていません。そのため、より多くの若者に関心を持ってもらうために、作業着を大幅にリニューアルする企業が増えています。
特に大手ゼネコンは、ここ数年で次々と作業着をリニューアルしています。作業着の変更は、安全性や作業性の向上を目的とするだけでなく、格好いいデザインを採用することで、企業のイメージ向上にも寄与できます。
そこで、本記事ではゼネコン向けの作業着の重要性や特徴、選び方などについてご紹介します。この機会に作業着をリニューアルし、業界全体を活性化させましょう。
ゼネコンの現場で
求められる作業着の特徴
まずはゼネコン現場で着用する作業着の特徴を見ていきましょう。
機能性
ゼネコンの現場では、高所作業や危険な作業を行うことが多く、現場内を頻繁に歩いて移動することも少なくありません。また、作業着は毎日着用されるため、長時間着用しても不快感が少ない、快適な着心地のものを選ぶことが重要です。
さらに、取引先や関連企業との打ち合わせ時には、会社のイメージを損なわないためにも、ある程度の清潔感が必要になります。清潔感を維持するためには、作業着の洗濯頻度が高くなることも考慮し、耐久性のある素材の選択が求められます。
デザイン性
作業着は会社のユニフォームと同様であり、デザイン性は非常に重要な要素です。
一目でどの会社のものか識別できるデザインを採用することで、会社の認知度が向上し、売上や求人にも良い影響をもたらします。例えば、女性用の作業着を導入することによって、新規雇用の機会も広がり、多様性のある職場環境が実現可能になります。作業着は会社選定の基準の一つと考えるべきです。
また、長年使用されてきた作業着のデザインを一新することで、会社のイメージを新鮮かつポジティブなものへと変化させることができます。これは従業員のモチベーション向上にも繋がるため、会社の方針変更時や経営陣の交代時などに作業着の変更を検討することを推奨します。
安全基準とフルハーネス対応
建設現場においては、ヘルメットやフルハーネスの装着が必須となる場合があります。特にフルハーネスに関しては、2022年1月から新しい規格に準拠した製品が導入されており、注意が必要です。制度変更が比較的最近であるため、作業現場で旧規格のフルハーネスが使用されていることも珍しくありません。
したがって、作業着を新調する際には、同時にフルハーネスが新規格に対応しているかどうかも改めて確認することを推奨します。新規格のフルハーネスについては、当社の別の記事でも詳しく解説しています。ぜひ合わせてご覧いただければと思います。
⇒新規格フルハーネス特集(https://www.uniform-net.jp/feature/harness)
また、当社ユニフォームネットでは、新規格に対応したフルハーネスをご用意することも可能です。この機会にぜひご検討下さい。
作業着における
「既製品」と「別注品」の違い
作業着には、デザインやサイズがあらかじめ指定された「既製品」と、オーダーメイドの「別注品」があります。
「既製品」の利点としては、一定量の在庫を維持しやすいため、一度に大量注文しても比較的早期に納品されることが挙げられます。大量生産により、一着あたりのコストを抑えることも可能です。
しかし、「既製品」ではデザインや機能面でのバリエーションが限られるため、オリジナリティを出すのが難しくなります。特に大手ゼネコンでは、作業着のデザインにこだわり、有名デザイナーを起用する企業もあります。
もし「既製品」の作業着を検討中に、「既製品のデザインが物足りない」「作業着を変えるならば、他社とは異なる独自デザインが望ましい」と感じた場合は、「別注品」の選択をお勧めします。
別注品
「別注品」で作業着をオーダーすると、オリジナルのカラーやデザインを選ぶことができます。ポケットの位置や生地の厚さ、帯電防止機能や反射テープの有無など、多様な機能面でのカスタマイズが可能です。これにより、現場作業に最適な作業着の製作が実現します。オリジナリティあふれる作業着を追求することで、会社のブランディング効果も高めることができます。
「別注品」の作業着をお探しの場合、「ベッチュール」での製作を推奨します。100以上のベースデザインをご用意しており、そこから生地の素材やファスナー、ポケットの有無などを選択できます。これにより、初めての方でもスムーズにオーダーが可能です。
また、小ロットでの注文にも対応しており、中小企業のニーズにも応えられます。サンプルの無料制作も行っているので、安心してご利用いただけます。さらに、「完全オーダーでなくても良い」という方には、既製品を一部カスタマイズする「一部別注」も提供しています。
作業着選びでご不明な点があれば、当社のユニフォームネットへのご相談も歓迎します。
「作業着のリニューアルを検討しているが、どのように始めればいいか分からない」
「リニューアル後の現在の作業着の処理方法に悩んでいる」
これらはよくあるご相談です。
ユニフォームネットでは、営業担当が直接お客様の企業へ訪問し、最適な作業着の提案を行います。※営業エリアに限る。また、リニューアル後の作業着の回収方法についてもご提案し、スムーズな更新をサポートします。ご関心のある方は、ぜひ一度ユニフォームネットにお問い合わせください。
作業着とブランディング
人手不足が続く建設業界では、依然として魅力に欠けるイメージが根強く残っています。企業のブランディングを通じてイメージアップに努めることは、重要な課題と言えます。
作業着はその会社の顔とも言える存在です。従業員が作業着を着用している際に魅力的に見えるよう、企業イメージの向上に努めることが必要です。
リクルート効果
作業着のデザインが優れていることによる「リクルート効果」については、冒頭で触れた通りです。
しかし、目立つだけの奇抜なデザインが良いというわけではありません。シンプルで清潔感がある作業着だけでも、企業のイメージを大きく向上させることができます。パリッとした作業着を着用することで、従業員のモチベーションが向上し、その姿を見た人々が企業に興味を持つ可能性もあります。
まとめ
ゼネコン業界における作業着の特徴や選び方についてご紹介しました。
作業着は企業のイメージに直結する重要な要素です。デザインと機能性に優れた作業着へのリニューアルは、従業員のモチベーション向上やリクルート効果にも寄与します。最近では「既製品」でもデザイン性の高いものが多く、独自性を求める方には「別注品」の選択肢もあります。
作業着の大幅なリニューアルは、今の環境ではそれほど難しいものではありません。
作業着選びでご不明な点があれば、ユニフォームネットにご相談ください。ユニフォームネットでは、ユニフォームソムリエの資格を持った営業担当が直接お客様のニーズをヒアリングし、最適な製品を提案します。大量注文の割引や納期に関するご相談も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。