SEKマークの意味、知っていますか??
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このようなマークを見かけたことはありませんか・・?
このマークは「SEKマーク」といって、抗菌・防臭加工等の繊維製品の性能が一定水準以上のものに付与する認証マークです。
新型コロナウイルスの影響により、抗菌や抗ウイルスに対する意識が高まりその結果【抗菌・制菌】や【抗ウイルス】と表記された商品の需要が増加しました。
皆さんが普段着用しているユニフォームも例外ではなく、近年発刊されるカタログにはSEKマークが認証されたユニフォームが数多く掲載されています。
実はこれらのSEKマークは色やデザインによって意味が異なるのです。
SEKマークとは?
SEKマークは、「Sen-i Evaluation Kino」の略で、一般社団法人 繊維評価技術協議会が制定する、抗菌・防臭加工などの性能における規格を満たした製品に付与する認証マークです。
同協議会では、機能加工を施した繊維製品の表示用語、評価方法・基準、安全性などに自主的な基準を設けており、基準に合格した商品には「SEKマーク」を表示します。
SEKマークを表示することで、消費者に対し「抗菌・制菌」や「抗ウイルス」などの効果の安全性を視覚的に提示できるのです。
SEKマークは、安心と安全を一目で確認できるとても便利なマークなんです!
現在は「抗菌・防臭加工」や「制菌加工」以外にも、「抗ウイルス加工」「消臭加工」「防汚加工」など様々な機能を、異なる色で表示しています。
ちなみにSEKは、「S=清潔」、「E=衛生」、「K=快適」これらの頭文字を合わせてSEKとも言われています。
ユニフォームにおけるSEKマークは、従来では、清潔な環境が求められる医療・福祉施設向けのユニフォームに【抗菌・制菌加工】や【抗ウイルス加工】加工がされていることが一般的でした。
しかし、コロナ禍の影響によりオフィスや現場で着用される事務服や作業服などにも、このSEKマークが認証された商品が続々と誕生しています。
主にユニフォームに付与されているSEKマーク
【抗菌・防臭加工】
抗菌・防臭加工とは、繊維上の菌の増殖を抑え、臭いの原因菌を抑制することで防臭効果を示す加工です。
衣類の嫌なニオイは、汗や汚れを栄養源とする細菌が増殖するのが原因です。なので、抗菌加工によってその細菌を抑制し、防臭効果が発揮できます。
事務服やスクラブに付与されていることが多いです。
【制菌加工】
繊維上の細菌の増殖を抑制する加工です。抗菌加工よりも強力な細菌抑制効果を持つ制菌加工が施されています。
繊維上の皮膚常在菌や、有害な細菌の増殖抑制・減少効果が期待できるので、衛生的な効果も高いです。
橙色は、赤色とは異なり、一般用途を意味しているので、事務服やサービス業界・飲食業界のユニフォーム等に付与されるSEKマークです。
赤色は医療や介護製品に付与される制菌加工済みの認証マークです。
赤マークの特徴は、MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球)と呼ばれる感染症の原因菌の抑制効果が認められています。
その他にも、肺炎桿菌や大腸菌といった有害な細菌にも制菌効果があるため、特定の職場環境において高い品質性や安全性を保証します。
【抗菌・防臭加工】
繊維上の特定のウイルスの数を減少させる加工です。
ここで注意していただきたいのが、ウイルスの働きを抑えたり、感染・病気の発症を抑えるわけではないということです。
一般社団法人繊維評価技術協議会では、抗ウイルス加工の目的を「繊維製品に付着したウイルスの数を減少させて清潔に保つことにある」としています。
抗ウイルスのSEKマークは、医療業界や介護福祉業界、事務服やサービス業界、飲食業界など幅広い業界で承認されています。
新型コロナウイルスの影響により、「抗ウイルス」や「抗菌」と書かれた商品が多数販売されている現代。
だからこそ、厳格な評価基準をクリアしているSEKマークは「安心」で「安全」な商品を見つける際の目印となります。
ユニフォームを選ぶ際の判断基準の一つとして、SEKマークに注目してみてはいかがでしょうか??
ユニフォームネットでは、皆さまの職場環境に応じたユニフォーム選びのお手伝いをいたします。
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