「なんとなく昔からずっと同じものを着ている」「若い社員から古臭いと言われた」「最近の作業着がどのように進化しているか分からない」なんて経験やお悩みはありませんか?
そうは言っても、作業着なんて結局どれも同じだし、あまり興味を持てない…という人も多くいらっしゃると思います。しかし、作業着を知るということは「現場で働く人の安全を守る」ということに直結します!
事故を未然に防ぐインシデント対策が必須の時代。本記事をきっかけに、作業着について未来の安全に繋げていただければ幸いです。
事例概要
こんな企業におすすめ
建設、製造、運輸、ビルメンテナンスをはじめ歴史が古く作業着を長く着用している企業
導入サービス
作業着の歴史を振り返りながら、今最適なアイテムを選定するコツ
Index
作業着とは?その始まりと変遷の歴史

日本では、明治時代後期から作業着の着用が始まったと言われています。仮に着用開始を、大正時代が始まった1912年とした場合でも、現在までに100年以上の歴史があります。
その間、「作業環境」「安全基準」「採用状況」など時代と共に変化してきました。ではそれらがどのように移り変わってきたのか、昭和~令和まで時代順に追っていきます。
【昭和の作業着】実用性と耐久性(1945年〜1989年)

戦後復興から高度経済成長期。昭和の作業着は「丈夫さ・価格・支給しやすさ」が最優先される傾向にありました。
現場で長く使えて、会社として一括支給しやすいことが大切にされていた時代です。特にデザインに関しては野良着に近いシンプルなブルゾンやズボン、女性はモンペスタイルが主流となり、派手なデザインは少なく、生地に使われる色も地味な紺やカーキ色が中心でした。
昭和の作業着の特徴
- 丈夫さ・価格・支給しやすさを重視
- 素材は綿100%の厚手生地で動きやすさより破れないことを重視
- ゆったりとしたシルエット
- カラーバリエーションやデザインの選択肢は少なめ
昭和の熱中症対策
昭和時代の熱中症対策は極めてシンプルで根性の時代と言えるでしょう。当時は「熱中症」という言葉もまだ一般的ではなく、「日射病」や「暑気あたり」などと呼ばれていました。
そもそも昭和の夏は今とは違い、気温が25~30℃ほどで暑さ対策について問題視されていなかったという事実もあります。ただそれでも根性で乗り切るというのはやはり、今と比べてパワフルな時代だと感じさせられます。
具体的な熱中症対策
- 日陰で休む
- 濡れた手拭いやタオルで身体を冷やす
- 水分・塩分補給
【平成の作業着】選択の幅が拡大(1989年~2019年)

職人文化が花開いた平成時代。作業着としては鳶職人のニッカポッカ(高所作業における安全確認や危険回避に適したパンツ)が時代の象徴になりました。菊柄や派手な刺繍、今までになかったファッショナブルなデザイン、安全性を考えたダボダボシルエットの作業着が街中でも多く見られるようになりました。
しかしながら平成の後半から大手ゼネコンがイメージや見た目が悪いと規制を強め、変化していったと言われています。
鳶職の現場以外でも、経済的高成長を背景にコーポレートアイデンティティがユニフォームにも取り入れられ、華やかな見た目の作業着が増えた時代です。この頃から企業は作業着に新たな価値を感じ始めたのかもしれません。
平成の作業着の特徴
- 極端に太いシルエットのニッカポッカ
- 派手なプリントや刺繍、上着の襟を立てた着こなしが流行
- 昭和時代同様に、綿素材が中心で耐久性が高いものが多い
平成の熱中症対策
1990年代後半~2000年代に熱中症の危険性が社会的に認知され始め、この頃から熱中症予防のガイドラインが厚生労働省によって整備されました。
また建設業では猛暑の中で働き熱中症になってしまう従業員が急増し、作業着自体の機能性を見直す動きが増えていきました。
具体的な熱中症対策
- こまめな水分補給、給水制限の撤廃
- 休憩時間の確保、社内規定化
- 「熱中症予防8ヶ条」の導入・提唱
- WBGT(暑さ指数)の情報提供
【令和の作業着】機能性・快適性・おしゃれ(2019年~2026年)

昭和から平成にかけて徐々に作業着の存在や価値が変わっていきましたが、令和になり作業着はただの作業用の衣類ではなくなってきました。
最大の革命は空調服・ファン付きウェアの普及です。2010年代後半から暑い夏を乗り切るための必須アイテムとして爆発的に広がり、今では現場のスタンダードになっています。
また今までは綿素材が主流だった作業着も、ポリエステル繊維の技術革新により色々な機能を備えた素材が数多く登場しています。さらに欧米を意識したカジュアルなデザインやスポーツブランドの作業着分野進出によるスポーティーなデザインの出現など、作業着の業界はより活気づいていきました。
令和の作業着の特徴
- 細身でストレッチが効き、スッキリとしたシルエットが主流
- ダボダボのニッカポッカは激減
- カジュアルなデザインが増え、デニム調、迷彩柄など街着としても違和感なし
- ワークマンの一般アパレル業界進出により、作業着と一般アパレルの境界が徐々になくなっていく
- 株式会社バートルのブランド戦略成功により業界を席巻
- 高所作業時のフルハーネス着用が義務化。フルハーネス対応の作業着、ファン付きウェア、防寒着などが新たに発売
- スポーツブランドの作業着業界進出や有名デザイナー・ブランドとのコラボなども増加
令和の熱中症対策
令和になり、季節が「四季」から「二季」に変わったと言われるように夏の時期が長く続き、気温が体温をも超えるような危険な暑さになるなど熱中症対策は年々必需性を増していきました。
政府もこの異常気象に対して、熱中症警戒アラート、特別警戒アラートの導入や酷暑日の制定、企業の熱中症対策の義務化(2025年6月~)など様々な策を講じてきました。
熱中症対策を本格的に対応しなければ命に関わる事態に繋がると認識され、街中でも日傘やハンディファンを使用する人を多く見かけるようになりました。
具体的な熱中症対策
- 熱中症対策アイテムの広がり(ファン付きウェア/ペルチェベスト/アイスベスト/冷感素材品)
- エアコンの設置、増設
- 熱中症対策ウォッチの着用で熱中症にならないようデータ管理
- 作業時間の見直し
今後の作業着に関する未来洞察

昭和から令和までの作業環境と作業着の移り変わりについて大まかに見てきました。
作業着の用途や機能、流行が大きく変化した要因として、国がその時代その時代で規制をかけたということもありますが、それよりもインターネットの普及により、企業が社会や周囲からの見られ方を意識するようになったからではないかと感じます。
他社との差別化や企業のイメージUP、悪いニュースが出てからでは遅いという危機管理が当たり前になり、今後も作業着は企業の顔となるアイテムとして時代に合わせた進化を遂げていくことでしょう。
ユニフォーム専門商社の営業が洞察する作業着の未来
さらに数年後の未来は「人口減少」「AIの普及」「円安による海外からの働き手の減少」などの要因から、業務内容や作業環境はガラリと変化すると言われています。
少ない人数で、より高いパフォーマンスを出そうと考える企業が増えていくでしょう。すると、少ない働き手を大切にできるよう、人間をサポートする高機能な作業着が登場するのではないでしょうか。
例えば温度調整ができるコンプレッションウェアや、自律神経を整える作業着などが想像できます。作業着は一般アパレル以上に社会情勢に影響され、時代ごとの色があるので意外と面白いものです。
今回の記事を通じて少しでも作業着に興味を持っていただけたらぜひ、他の特集記事もご覧ください。
ユニフォームネットにできること

私たちユニフォームネットでは、様々なメーカーの商材を取り扱っており、業種や作業環境に合わせた商品提案が可能です。
「今の作業着が古く見える」「若い社員にも受け入れられる作業着にしたい」「何を基準に選べばよいか分からない」「昔から同じ商品を使っているが見直すきっかけがない」。このようなご相談に対して、現行品との比較やサンプル確認を行いながら、無理のない見直しをご提案します。
作業着のモデルチェンジはもちろん、今の雰囲気を大きく変えずに機能性だけを高めるバージョンアップの提案も可能です。
作業着に関するよくあるご質問

Q 長年同じ作業着を使っていますが、効率的な見直しのタイミングはありますか?
A 着用商品の廃番や欠品の増加、社員からの不満の声、採用強化、周年行事、社名変更などは見直しの良いタイミングです。特に「古く見える」「動きにくい」という声がある場合は、一度最新の商品と比較してみることをおすすめいたします。
Q 大きくデザインを変えずに新しい作業着へ変更できますか?
A ご提案可能です。色味や現行作業着の雰囲気を残しながら、ストレッチ性や軽量性などの機能を高めた商品を選ぶことで、違和感を抑えたバージョンアップができます。
Q 若手向けの作業着にするとベテラン社員が嫌がりませんか?
A デザインを極端に変えるのではなく、清潔感や動きやすさを高める方向で選ぶと、幅広い世代に受け入れられやすくなります。サンプル確認や社内アンケートによる事前のすり合わせも有効です。
Q 作業着の選び方が分からない場合も相談できますか?
A ぜひお声がけください。業種、作業内容、着用人数、ご予算、現在の課題などを確認しながら、候補商品をご提案いたします。
Q サンプルを見てから検討できますか?
A 商品やメーカーの状況によりますが、基本的には事前のサンプル確認は可能です。実際の色味や着用感を確認することで、導入後のミスマッチを減らせます。
お気軽にお問い合わせください!

ユニフォーム専門商社である当社ユニフォームネットでは、作業着の新規導入からモデルチェンジ、バージョンアップ、追加発注まで幅広く対応しています。
昔から同じ作業着を使い続けている企業様も、今の時代に合った商品と比較することで、働きやすさや会社の印象を見直すきっかけになります。
「うちの作業着もそろそろ変えた方がいいのかな」「今の雰囲気を残しながら新しくしたい」「若手採用に向けて印象を変えたい」など、お悩みの企業様はまずはお気軽にご相談ください。
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